KUSUNOKI  GARAGE


2024/5  「読むふるさとチョイス」取材していただきました。

2022/9  株式会社BABジャパン「セラピスト」10月号に掲載させていただきました。 

2021/1  主婦の友社「GISELe」2月号に掲載させていただきました。

2020/4  MBCウェブマガジン「かごしま暮らし」のインタビューをうけました。

2017/10  NHKBSプレミアム「ニッポンの里山」にて紹介されました。

工場見学できます、お気軽にお問い合わせください。

天然樟脳

 樟脳とは、クスノキの木片を水蒸気蒸留法によりつくられる天然の芳香・防虫剤です。清涼感のある香りで衣類についた香りは、風にさらすと早く和らぐのが特徴です。近年の防虫剤というと、化学合成品がほとんどですが、昔ながらの樟脳は100%天然素材で出来ているので化学物質・添加物アレルギーを起こさない安心して使用できる防虫剤です。この樟脳は江戸時代から製造利用されており、原材料であるクスノキが西日本に多くあるため、九州では盛んに製造されていました。屋久島においても、ほぼ集落ごとに樟脳窯があったようです。当時は専売公社があったのでそこに納め、医薬品やセルロイド商品、写真フィルムなどの原料として使われていました。これからの時代は、使用される環境や製造する環境に負荷をかけないオーガニック製品として利用していただければ幸いです。

 

くすのき

  クスノキの漢字は「楠」または「樟」と書いて、「章」という漢字には大きな材木という意味があります。鹿児島県にある「蒲生の大クス」は樹高30m、幹回り24mで日本一。クスノキの語源は「薬の木」が変化したものという説があります。一年中葉を茂らす 常緑広葉樹で、葉がキラキラ光って見える照葉樹です。クスノキ科の葉には特徴があり、葉脈が根元のところで3本に分かれる三行脈になっています。屋久島くすのきガレージのロゴマークがそれです。亜熱帯植物であるクスノキは、もともと日本に自生していたか分かっておらず、種子を鳥などが運び込んだ以外に、南からの暖流に乗ってやって来た縄文人によって持ち込まれたものの可能性も考えられるようです。縄文人が身近において利用したいと思ったのでしょうか。古くて新しい可能性を秘めた樹木と思います。

屋久島の森

  屋久島の森は屋久杉が有名ですが、里山においてはシイやカシ、タブノキやツバキなどの樹木が優先する照葉樹林が広がっています。特に島の西部には、海岸から山頂部までその植生が見事に残された深い森が広がっていて、春の新緑のころになると、モコモコと伸びをする木々の姿が見ることができます。一歩森の中に入れば、足元から樹上まで個性的な生き方をしている生き物たちの多様性に驚かされ、屋久島の森の奥深さを考えさせられます。大正から昭和の中頃にかけて、屋久島の各集落の里山で樟脳づくりが盛んに行われていました。その頃に植樹されたものや、伐られた株が再び更新して、現在大木となり里山の森の中で見られます。人との関わりの中で力強く生きてきたクスノキ、屋久島の森のふところは深く、そこに関われる事に感謝いたします。


参考文献

矢野憲一・矢野高陽「楠」法政大学出版局 2010年

服部昭「クスノキと樟脳」牧歌舎 2007年